医師が教える不眠症を薬で治すには市販薬と処方薬どっち?副作用も合せて解説

不眠症

夜どうしても眠れない、深夜に何度も起きてしまう、寝た気がしない……。睡眠にまつわる悩みはいくつもあり、そのままにしておくと日常生活に支障をきたすようになってきます。

睡眠が原因で日中の生活まで影響を及ぼすことが1ヶ月以上続くと、不眠症と言われます。

不眠症を治すには、生活習慣を整える、ストレスを感じない生活を送る、睡眠に対する捉え方を変える、環境を変えていくなど、時間がかかります。それは、長年蓄積してきた癖を直していくようなものだからです。

また、精神的・身体的な疾病が不眠症に繋がっているなら、根本的な治療も必要不可欠です。

不眠症を完治させるには、かなり時間がかかります。わかっていたとしても、今、前の前にある睡眠の悩みはすぐにでも解決したいところ。不眠にまつわる悩みを今すぐにでも対処するには、クリニックで処方される睡眠薬が役立つと考えられます。

しかし、睡眠薬について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。使ったらすぐに眠れるようになる、副作用が怖い、依存症になってしまうのでは?などと一部誤解しているところもあるでしょう。

そこで本記事では、不眠症の薬について医師が監修し、まとめました。ドラッグストア等で買える市販品や医師の処方のもと入手できる処方薬の違いなど、基本からわかりやすく書いています。
今、睡眠薬を使っている人にも、これから睡眠薬を頼ろうとしている方にも知っておいて欲しい内容です。

不眠症についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考にしてください。

ご協力いただいた医師
【所属】クリニックフォア新橋 院長
【お名前】圓山 尚

【監修医師プロフィール】
金沢医科大学卒業後、クリニックフォア新橋の院長。皮膚科は内蔵の疾患やアレルギーとの結びつきも多く、内科、アレルギー科も含め総合的に捉えて診療するよう努めています。

不眠症の原因と対策についてはこちら
不眠症【医師監修】不眠症の原因と対策!根本から解決し睡眠の悩みを解消してスッキリ

不眠症を治す薬!市販薬と処方薬の違い

市販薬と処方薬

不眠症を治す薬として、まず睡眠薬を思い浮かべますよね。

登録販売員や薬剤師のいるドラッグストアで購入できる市販薬と、医師の処方のもと調剤薬局で購入できる処方薬とでは、どのような違いがあるのでしょうか。

睡眠薬は大きく分けると

  • 睡眠改善薬
  • 睡眠薬
  • 睡眠導入剤

に分かれます。市販薬は「睡眠改善薬」のみです。処方薬は「睡眠薬」や「睡眠導入剤」になります。

それぞれ言葉が異なっており、それに従って役割や作用も違ってきます。それぞれを理解して、正しく選ぶことが大事なのです。

市販薬の特徴

睡眠の悩みを改善する薬として、ドラッグストアなど市販で手に入る「睡眠改善薬」の特徴を知っていきましょう。

不眠症といっても、原因はいくつかあります。病的原因が特に思い当たらず、それでも「寝つけない」や「眠りが浅い気がする」など、ちょっとした悩みがある方が、試しに使ってみる場合が多いでしょう。

睡眠薬でなくても薬の副作用として「眠気を誘発するもの」と記載されたものがあります。

例えば、ジフェンヒドラミンという抗ヒスタミン剤(かゆみ止め、鼻炎、花粉症などアレルギー症状を抑える薬)があげられます。

こういった眠気を誘う作用を持つ薬をベースとして、睡眠改善薬として販売されているものが大多数を占めます。

極端な話を言えば、睡眠改善薬として売られているものを買わなくても、別のお薬でも代用できてしまうということです。

ただ人には先入観があるため、睡眠改善薬以外のお薬で、効果が得られるかどうかは、人によって異なります。先入観を利用したプラセボ効果を狙うために、睡眠改善薬を使った方が良い場合もあるでしょう。

睡眠改善薬のメリット・デメリットについても知っておきましょう。

市販薬(睡眠改善薬)のメリット

ドラッグストアで購入できる睡眠改善薬のメリットは、手軽に入手できることと、大きな副作用なく比較的安心して使えることです。

もちろん、妊娠している人や妊娠の可能性がある人、授乳中の人など使えない方もいらっしゃいますが、多くの方に使えるのも事実です。

寝つきが悪い、中々眠れないという、ちょっとした悩みを持っている人が手始めに使えるお薬です。

市販薬(睡眠改善薬)のデメリット

睡眠改善薬のデメリットは、使い続けると効果が薄れてくることが多いということです。人によってはおおよそ4日程度で効果が薄れてくる、という報告もあります。

一過性のストレスなどによる一時的な睡眠の悩みを持っている人なら良いかもしれませんが、慢性的な不眠で悩んでらっしゃる方は、使わない方が無難です。使い続けて耐性ができてしまうと、別の病気で使う際にも効きにくくなってしまいます。

また、不眠症と診断された方は、ジフェンヒドラミンを有する睡眠改善薬は使用することはできないとされています。気になる方は、医師に相談してください。

処方薬の特徴

医師の診察で不眠症と診断され、治していく際に使うお薬が、睡眠薬や睡眠導入剤です。

主に処方される不眠症の薬は5種類あり、

5種類

  • 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
  • ベンゾジアゼピン系睡眠薬
  • メラトニン受容体作動薬
  • オレキシン受容体拮抗薬
  • バルビツール酸系睡眠薬

に分かれます。

細かい作用は異なりますが、睡眠薬や睡眠導入剤は中枢神経に作用する薬で、向精神薬に分類されます。中枢神経系に作用し、精神状態に影響を及ぼす効果があります。薬によってその強さは異なり、副作用もそれぞれあります。

睡眠導入剤と睡眠薬の大きな違いは、効き目の持続時間です。睡眠導入剤は、導入時のみ作用するため、3時間程度作用する薬です。睡眠薬は、5-6時間持続するものや12時間以上、24時間以上、持続する薬もあります。

それぞれ個人の不眠症状に合わせて、医師があったお薬を処方することになるでしょう。

なお、睡眠導入剤だからといって、副作用が軽いわけではありません。いずれにせよ、中枢神経に作用し、精神に影響を与える薬ですので、必要以上の長期間使用は、悪影響を及ぼす可能性があります。

処方薬のメリット

処方薬(睡眠薬や睡眠導入剤)のメリットとしては、即効性があることです。また、不眠症薬ごとの特徴を知っていればある程度の効果の予測ができること。そして、睡眠にまつわる不安や緊張(筋肉の緊張も含む)が和らいでいくものもあります。

最初は薬の力を使って、眠れるようになり、薬に頼らなくても大丈夫な身体や心を作り上げることが重要です。そのサポートとして処方薬を活用することが肝要です。

処方薬のデメリット

処方薬(睡眠薬や睡眠導入剤)は、メリットもあればデメリットもあります。デメリットのひとつとして、睡眠の質が落ちる可能性があることです。睡眠の質は、眠りの深さと、時間の掛け算で良くも悪くもなります。

睡眠薬を使うことで、眠りが浅くなるケースもあります。その場合、長時間寝たけれど、疲れが残っている、寝不足感があるという状況に陥ります。

そのほか、薬の作用が翌日まで残るケースもあります。筋弛緩作用のある薬は、ふらつきの原因にもなり、転倒の危険もあります。

そのために日中、調子が悪い状態が続いていると、結局は不眠症の症状と同等のものが残り続けてしまい、本末転倒になってしまいます。

また、薬に依存してしまう可能性も出てきます。薬は徐々に減らしていければベストですが、いきなり止めてしまうと、反動が強くでて、身体や心がついていけずに、また睡眠薬に依存する生活に戻ってしまう危険性もあります。

睡眠薬は睡眠の悩みをすべて一気に解決してくれるわけではない、ということを理解しておきましょう。医師の診察、フォローアップが大切です。

代表的な不眠症薬の特徴と副作用

不眠症薬の副作用

不眠症の薬の代表格である、睡眠薬の性質を知ったところで、それぞれの種類において、どのような特徴があるのか、副作用の違いはあるのかなど、知っておきましょう。

特徴を知っておけば、お医者さんの診察の際に、自分の症状を伝える上でも役に立ちます。症状と処方薬のミスマッチが起こるのを防ぐためにも役に立つでしょう。

以下の5種類の睡眠薬について特徴と副作用、代表的な薬の名前をまとめます。

成分5種類

  • 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
  • ベンゾジアゼピン系睡眠薬
  • メラトニン受容体作動薬
  • オレキシン受容体拮抗薬
  • バルビツール酸系睡眠薬

では、それぞれ見ていきましょう。

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、脳の活動を抑えることで入眠しやすくする睡眠障害治療薬です。

脳内にあるベンゾジアゼピン受容体を刺激することで脳の興奮を抑え、眠気があらわれるようになることから、睡眠作用が得られます。

次に紹介するベンゾジアゼピン系睡眠薬より副作用が少ないというメリットもあります。

ベッドに入っても目が冴えてしまう、寝付けないなど、入眠障害を持つ方に適した睡眠薬です。

次に説明する、ベンゾジアゼピン系睡眠薬に比べて、筋肉を弛緩させる作用はないため、副作用のふらつき症状が起こりにくいという特徴もあります。

代表的な薬の名称(マイスリ―/アモバン/ルネスタ)

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の代表的な薬は、マイスリーやアモバン、ルネスタという名称です。

使用されている薬剤が異なるため、副作用や作用など微妙に異なるケースもあります。

共通して言えるのは、薬の効く時間が最も短く、入眠導入の際に強い効力を発揮します。この中でもルネスタは、夜中途中で起きてしまう症状を持つ方にも有効とされています。

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用は、いくつかあります。

筋弛緩作用が少ないといっても、ふらつきや頭痛、めまいなどあらわれるケースも高齢者では特に注意が必要です。

寝る前の記憶や深夜に目が覚めたときの記憶がないという一過性前向性健忘という症状が起こるケースもあります。

日中眠気が持続する、眠気が残る、注意力が散漫になる、集中力が低下する、などの副作用を招くこともあるようです。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬と異なり、少し幅広い作用を持つ睡眠薬です。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は睡眠に対する作用だけでなく、抗不安薬や筋弛緩作用があるため、精神的な症状から睡眠障害となっている方に適したお薬です。

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬と同様、中枢神経に作用して、眠気を誘発する作用を持ちます。

脳をリラックスさせるGABAの働きを高め、脳をリラックス状態にして、眠りを誘導します。

睡眠の悩みだけでなく、精神的な不安を感じることや、筋弛緩作用が働くため、幅広い症状に効果を示すとされています。

代表的な薬(ハルシオン/レンドルミン/ユーロジン)

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の中でも、代表的なお薬として活用されるのが、「ハルシオン」、「レンドルミン」、「ユーロジン」の3つです。

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬と同様、入眠の際に即効性をもたらしてくれます。さらに、非ベンゾジアゼピンより、作用する範囲が広く、抗うつ作用、筋弛緩作用もあるため、不眠症の原因や状況によっては、こちらが選ばれるケースもあります。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、主に睡眠に対して作用します。しかし、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、抗うつ作用や筋弛緩作用など、睡眠以外にも作用するため、その分副作用も色々出てきます。

ふらつきや転倒の恐れは、非ベンゾジアゼピン系よりリスクが高いですし、一過性前向性健忘や夢遊症状や、意識が朦朧とする、痙攣や発作が出るケースもあります。特に高齢者では副作用も多く出るため、使用する際は、かなりの注意を払うべきです。

睡眠薬特有の依存症になってしまうリスクも同様にあります。

メラトニン受容体作動薬

メラトニン受容体作動薬は、睡眠ホルモンのメラトニンと同様の働きをする薬です。メラトニンは、睡眠のバランスを上手くとってくれるため、より自然な睡眠が得られるようになります。

代表的な薬の名称(ロゼレム)

メラトニン受容体作動薬として、代表的な薬がロゼレムです。脳の松果体から分泌される睡眠ホルモンのメラトニンが、身体の生理機能を整えることで、眠くなる状態を導いてくれます。

ほかの睡眠薬に比べると、重大な副作用が出にくい、身体に優しい薬であるというのも特徴です。
ただし、自然な形の睡眠を促すため、即効性という面では劣ります。

メラトニン受容体作動薬の副作用

メラトニン受容体作動薬の副作用は、メラトニン受容体の作用が残り続けるため、眠気やめまいなど、が現れるケースが考えられます。また、便秘や吐き気などの副作用が報告されています。

プロラクチンというホルモンの分泌量が亢進するケースも報告されており、女性であれば無月経や月経不順など、女性ホルモン特有の症状が、男性であれば、勃起不全や性欲減退など、生殖活動に関する副作用が症状としてあらわれる可能性があります。

オレキシン受容体拮抗薬

神経伝達物質のオレキシンは、脳の覚醒を促します。オレキシンの作用を抑制することで、睡眠を促す状態へ導いてくれる睡眠薬です。

使い始めて比較的早期から睡眠障害の改善が見込まれるという即効性と、薬を使わなくなった際の反動も少なく、メラトニン受容体作動薬と同様に、自然な形の睡眠への改善という二つのメリットを併せ持つお薬です。

代表的な薬の名称(ベルソムラ)

代表的な薬の名称は、ベルソムラです。寝る前に飲むことで、入眠をサポートします。お薬なので、食事直後に飲もうとしてしまいますが、入眠効果の発現が遅くなるため、使用する時間も注意が必要です。

有効成分の量によって、効果は異なります。まずは、少なめの用量から使用していくと良いでしょう。

オレキシン受容体拮抗薬の副作用

オレキシン受容体拮抗薬に特有の副作用として、頭痛やめまい、また稀にですが、悪夢にうなされるケースがあります。

患者さんによっては使えないケースもあるため、ほかの薬との併用は医師に相談し、確認してください。

バルビツール酸系睡眠薬

バルビツール酸系睡眠薬も、オレキシン受容体拮抗薬と同様、脳の覚醒を抑えて眠りやすくする、また不安や緊張を鎮静化する作用を持つ薬です。

持続時間の計算によって、入眠時の悩みから、途中で目が覚めてしまう悩みなど、様々な睡眠の悩みについて、使い分けられます。

代表的な薬の名称(ラボナ/イソミタール)

バルビツール酸系睡眠薬の代表的なお薬は、ラボナ、イソミタールです。その人の症状によって、適した作用時間の薬を選択する必要があります。

バルビツール酸系の副作用

バルビツール酸系睡眠薬は、非ベンゾジアゼピン系やベンゾジアゼピン系の睡眠薬より、さらに癖になりやすいとされており、実際には使用されるのは限定的です。

副作用としては、ほかの睡眠薬と同様、依存性になってしまう、翌朝に寝たりない、疲れが残る、頭がボーッとするなど、睡眠薬特有の症状があります。

長期間使っていると、依存症になってしまうケースもあるため、使うときは頻度や状況など事前に医師に聞いておきましょう。

不眠症薬を使うべき人とは?

不眠症薬

いま本当に困っている方の睡眠の悩みを解決してくれる不眠症の薬は、どういった方が使うべきなのでしょうか。

いきなり薬を使うのはちょっと……と思う人ほど、真剣に考え、病院を行くのを避けてしまうことがあります。しかし、薬を敬遠していても、不眠症の治療において、前進するわけではありません。

市販薬と処方薬で考え方は異なります。処方薬を使った方がよい人を考えていきましょう。

不眠症の原因を順番に対処したけど効果がなかった人

不眠症を治療していく上で、原因究明からスタートします。不眠の症状は、様々な要因が重なって、あらわれてくるものです。

特に、生活習慣や食生活、ライフスタイル、睡眠環境などできる範囲のことを変えてみたけれど、効果があらわれなかった人は、まず市販の睡眠薬から試してみると良いでしょう。

市販の睡眠薬は、睡眠改善薬ですので、寝つきが悪い、すぐに目が覚めてしまうなど、比較的軽い悩みを持つ人に一定の効果が期待できます。

それでも良くなれなければクリニックもしくは病院で医師の診察の下、処方薬を考えていくのが良いでしょう。

即効性を求めている人

不眠症の治療は、時間がかかります。しかし、毎日避けては通れない生活の質に関わる睡眠の不安を、今すぐにでも消し去りたいという方もいるでしょう。

即効性を求めたい方は、睡眠薬や睡眠導入剤を活用するのもひとつの手段です。しかし、必ずしも根本解決にはならないことも多いですので、どのような使い方をするかは慎重になってください。

不眠症の改善は薬以外にどういった方法がある?

不眠症の改善

不眠症を改善する上で、薬以外にどういった方法があるか、おさらいしておきましょう。詳しくは、不眠症の治し方について詳しく書いてある記事がありますので、そちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。

不眠症の治し方についてはこちら
不眠症治し方【医師監修】不眠症の治し方!4つの不眠症の原因と治療方法を解説

不眠症の原因を特定するところから始まりますが、多くの場合、生活習慣の乱れや日々のストレス(仕事上のストレスや対人ストレスなど)から来るケースがほとんどです。

夜眠れないということは、睡眠ホルモンである、メラトニンが分泌されてない、もしくは、メラトニン受容体が正常に働いていないなど、いくつか考えられます。

単純にメラトニンの量が不足しているのであれば、食事を改善していくことから始めればいいですし、カフェインの摂りすぎが原因なら、夜遅くにコーヒーやお茶を飲むのを控えるのが良いでしょう。

また、いきなり薬を使うのはちょっと……と思う方は、睡眠系のサプリメントを活用するのも有効な選択肢としてあげられます。

長い人生を健康的に生きる上で、良質な睡眠は必要不可欠です。

目の前の不安だけでなく、将来のこともきっちり見据えて、不眠症の治療を試みてください。困ったら一人で悩まず、医師に相談しましょう。

不眠症の薬は即効性あり!睡眠薬に頼りすぎるのもダメ

不眠症

不眠症の薬、特に処方薬とされる睡眠薬や睡眠導入剤は、即効性が高いものが多く、今どうにかしたい不眠の症状を、一時的に解消してくれるでしょう。

一過性の不眠に悩んでいるなら、ドラッグストアで購入できる市販品を使うのもいいでしょう。ただ、市販品は、慢性的な不眠には効果は薄く、連続して使うと耐性ができ、効きにくくなります。

どちらにせよ、睡眠薬だけでは不眠症の根本解決にはならず、単純に寝つきが悪い、深夜に目が覚めてしまうなど、不眠症の一要素だけにアプローチしていることになります。

またかえって睡眠薬の副作用で、朝起きることができなくなる、次の日、頭がボーッとしてしまうなど、といったこともあります。

さらには、長期間使っていると、睡眠薬依存症になってしまうケースもしばしば見られるため、処方薬を使用する際は注意が必要です。

睡眠薬には頼りすぎず、不眠症を根本解決するための取り組みの中の一つの要素として考えると良いでしょう。

最終的には、不眠症の薬に頼らず、快眠と精力的な日々が過ごせるようになるのが目標です。